2009年 02月 13日
これは人類の宇宙開拓史におけるマイルストーンだと思うのですよ!ローマ帝国がアッピア街道に置いた道しるべから延々と続く距離標識なのです(は? 距離でいうとISS船外活動の工具箱紛失事件の次くらい。
さておき人工衛星同士の衝突事故なんて起きるんですね。馬鹿みたいに広い空間に、人工衛星つってもせいぜいでかくてトラックぐらいの物がいきかってるくらいなのに。それが衝突するなんて。 ぶつかったのはロシアの廃棄された軍事衛星と、イリジウム・サテライト社の通信衛星だそうです。 高度780kmつったらハッブル宇宙天文台がたしかそれくらいの高度だった気がするんですが、破片の影響受けないんですかね?大丈夫なのかしラ。 気になって調べてみたらイリジウム社ってのは10年くらい前にいっぺん倒産してるんですな。wikipediaによるとモトローラが母体だったようで。地球の全地域をカバーするように打ち上げられた66機の通信衛星も大気圏に突入させて破棄する予定だったとか。それを今のイリジウム・サテライト社が機材一式買い取って復活させたんだとか。 当時のWIRED NEWSを発見したので見てみると「果たしてうまく生き残っていけるのかどうか」なんて書かれてますけれど。 ITmediaの記事によれば 「今後30日以内にスペアの衛星を打ち上げて衛星の再配置を行なう」なんて書いてあるし、うまくいってるのかしら。30日以内って、すごい資金力なんじゃ。衛星のメンテはボーイング社なんですかね? さておき。広い宇宙空間にちっこい人工衛星でも衝突する事はある、ってのが証明されちゃったんですから、これは由々しき問題で。 南極条約のような国際条約が必要になるんじゃないでしょかね。 人工衛星が機能停止した時にほっとかずに安全に大気圏突入させて破棄するシステムを搭載する必要がある。とか。 勿論、全て本体とは独立した別系統で。失敗して燃え尽きずに都市に突っ込んだり、浅すぎてハジかれて超楕円軌道に乗っちゃったりすると面倒だから、不慮の事故の場合の機動計算能力も必須。 後から取り付けるユニット化できたら、これってビッグビジネスになるんじゃないですかね。 どうですか?理系の人!w >イリジウム事業再開、今後の課題は?(上) [WIRED VISION]2001年03月30日の記事 >人工衛星同士が衝突、一部地域でイリジウムが利用できない恐れ[ITmedia +D]
by suzu_na
| 2009-02-13 12:37
| Science
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