2006年 08月 24日
水曜日はレディースデー!なのもあって映画を見て来ました。方々のblogで絶賛され上映館も増えた話題の「時をかける少女」です。
別にアニメ好きって程でもないんですがアニメ作品が続いてますな。まぁ夏休みだし。で、感想から先に。 名作だ!(絶賛 やー、イイ映画です。脚本が秀逸です。見てよかった。声の演技から演出から作画から何から何まで素晴らしい。映画としての完成度が高いです。 アタシは小説読みなので、物語を楽しむ上で小説以上のものはないと思っています。映画じゃ映像の美しさや役者の演技をよいと思う事はあっても、物語そのものの深さは小説のほうがイイと思ってる。 しかししかし、この映画はストーリーもイイ! 小説の原作付きのクセに!(笑 しかも前作(角川映画!原田知世!)と繋がってます。 数あるSFのジャンルのなかでも、タイムトラベルものとファーストコンタクトものが大好物なのです。今回の「時をかける少女」は不可逆性の時間軸の中をヒロインのマコトのみが飛び越えます。ので、平行世界が存在しないのですね。どの時間においてもマコトは常に一人なわけで。なので過去や未来の自分(あるいはご先祖)と遭遇するというタイムトラベル最大の醍醐味はないですけれど。 この作品はそれとはまた別アプローチで時間を跳躍する面白さを表現しています。邪気のない少女のタイムトラベルは快活で清々しくて、微笑ましくて。 あと背景が奇麗です。アタシはアニメの事はよく解らんのですが、キャラクターは普通によくある感じのアニメなのでどってことはないです。しかし街並の表現がとてもよい。荒川の土手(荒川だよね を自転車で二ケツしてくシーンもイイし、学校のシーンでは思わず懐かしくなりましたよ。 夏休み前の話なので、全編を通して空が青く、すかんと抜ける様な空気のクリアな印象と、炎天下でも元気な高校生の雰囲気がとてもよく表現されてたと思います。 ただカメラワークが日本のTVドラマくさいといいますか、ハリウッドムービーを見慣れてる身には若干の違和感があります。が、それが邦画の特徴でもあるし。まぁいいか。 今年のベストに入る映画です。もっぺん見たい。 >時をかける少女[オフィシャル] >時をかける少女 [Excite Cinema] >時をかける少女 [goo映画]
by suzu_na
| 2006-08-24 12:26
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