2008年 05月 26日
先日話題になったのが、エンタテインメントのメディアが発信するモノの薄さ。ってヤツです。「最近の〜は...」って批判始めると酷く年寄り臭くなってヤなんですが、年寄りなんだからしょうがねぇだろうくそう(キレるな
>「漫画を読んで育って漫画を描いてる」人が多くなっちゃった >たとえば100の話を漫画化して80伝えるとしますよね >それを読んで漫画書いたやつが書くと元々80しかないから64のものができる >下手するともう一度それを読んでそれしかネタがない人が書くから最大値が40とかになっちゃう >つまり、「80の読解力」が変わって無くても結局としてレベルが落ちてるンじゃないかと まったくもってその通りで、たとえば三国志もののマンガを描くのに、三国志演義も読んでない。吉川英治も読んでない。 解りやすくアレンジされたマンガやゲームのイメージしか知らない作家が作品を作るからオリジナルが持つ根底の話が伝わらない。 みたいな部分が、今時のエンタテインメントにはあると思うんですよな。 ゲームや小説やアニメのハナシです。 たとえば、アタシはガンダム嫌いなんで見てはいないんですが、ファンの方が、最近のガンダムで輸送や整備体制がまったくなってない。それでも全然問題なく話が進んじゃう。戦闘機の運用とか整備とか、軍隊の規律とかまるでこだわってない作品があって興ざめだ。と語ってまして。 軍事モノなのにそのへんのリアルさはこだわらないのですね。 言われてみりゃ日本のエンタテインメントだけではなくて、ハリウッドの映画なんかでも作り込みが甘いですよな。宇宙ステーションの中を気密服着たままの乗員が、ドタドタ走り回ってたりして如何ともし難い。その重力はどっから来てるんだよと思いましたさね。 作り手がそうなら、受け手もそうで。そんな細かい事は気にせずに、絵面やキャラクターへの愛着の様なモノにしか興味を示さなくなっているようにも思えます。 フィクションの中に作り込まれるリアルなディテールを愉しむ。なんて人は少数派になっちゃったのかも知れませんです。なんというか、寂しいなと。 何を楽しむにも、ベースになる知識を持っているほうが、作品をより楽しめると思うのです。 それらを失ってしまってただそこに映された見た目だけを楽しみとするのは、浅くて薄いと思うのは、上から目線に過ぎますかねぇ。 もちろんアタシだって、そのケはないとは言わないけどサ。
by suzu_na
| 2008-05-26 12:46
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