2006年 08月 23日
ちょっと天文が好きな人なら12個説に首を傾げてたんじゃないでしょかね。セレスはともかく、冥王星を含めて海王星より向こうの天体は他の惑星水金地火木土天海とはちょっと事情が違うから。
実は海王星より向こうにはかなり沢山の物質が雲みたいに太陽系を囲んでて、彗星もココからやってくるとか言われてます。 エッジワース-カイパーベルトとか、その外側のオールトの雲とかいうヤツです。その中には冥王星より大きな天体もいくつか発見されているし、小惑星クラスならそれこそ20コ以上発見されてるんですね。 冥王星はご存知の様に極端な楕円軌道を回っていて、時々海王星の公転軌道の内側に入ったりします。実はそんな天体は他にもあって冥王星族とか言われてます。カロンもそのひとつ。族って言うくらい多いんですな。 そんな風に海王星より向こうの天体は海王星との軌道の干渉具合や、太陽からの距離なんかを基準にいくつかの分類に別けられているんですが、やっぱ遠すぎてよく解んない。 明確に大きさや質量や成分なんかが解っている水金地火木土天海とは事情が違うんですね。 つまりつまり、ガクジュツ的には冥王星を惑星から外して、海王星以遠小惑星とかなんとか呼ぶ方がしっくり来るんです。 なんでそうしないかっていうと、冥王星はアメリカの学者が発見した唯一の惑星だから。圧力かかってるんですよな。アメリカから。 で、ココに来てやっぱし1国のメンツより学術的にやりやすいほうにいきましょうよ、とかそんな話になったんじゃないかと憶測。 教科書作る人たちは大変だけど、セレスはやっぱ小惑星帯の一番でかいの、ってのがしっくり来るし、他にも似た様なのがいくつもあるのに冥王星だけ惑星って呼ぶのはなんかヘン。 そんな訳で惑星は8コ説を支持するsuzuなのです。(支持したところでどーにもなんないけど。 >太陽系惑星、今度は8個 冥王星除外し修正か
by suzu_na
| 2006-08-23 16:42
| Science
|
ファン申請 |
||